Categories

Archives

一覧を見る

山梨学院大学国際リベラルアーツ学部訪問

昨日初めて山梨学院大学国際リベラルアーツ学部訪問。
先輩の須賀さん(丸の内起業塾塾長)にご招待いただき、須賀さんが担当する授業の最終回でゲストとして参加させてもらった。
授業は英語、須賀さんのコースを取っているのは一人の日本人を除いて残りの7名ほどは全て留学生。

夕食は駅前のイタリアレストランで、須賀さんをはじめ学校関係者とご一緒に。地元の食材を使った美味しいお食事でした。
甲府に初めて泊まり。今朝は桃狩りをして帰ってきました。
山梨は我が家のメンバーでもある甲斐犬たちのふるさと。我が家にとっては特別の場所です。

桃狩り

来月になるとぶどう狩りが始まるのかな・・・

L1000808.JPG


Forgive そして Forget

Forgiveは許す、Forgetは忘れる。これまで何も思わずにこの二つの基本的な言葉を使ってきたのだけど、そう、中学校で英語を勉強し始めて何十年もの間、何も考えずに使ってきたように思うのだけど、今日、Celine Dionの歌("It's All Coming Back To Me")の歌詞カードを見ながら歌を聴いていて、この二つの言葉のことを全く理解していなかった(あるいは完全に習ったことを忘れていた?!)ことに気づいた。For-Give、For-Get。For がGive やGetと結びつくことで、他者(あるいは自分自身)を許したり、物事を忘れたりするということ。
Celineの歌の多くは、とてもわかり安い言葉が使われているけど、いい歌詞だなあと思う。"Because You Loved Me"も簡単な言葉をつなげているだけなのに、とてもいい歌になっている。

エリザベス・ストラウトを読む。

アメリカの女性作家、エリザベス・ストラウトの2作品を読む。『私の名前はルーシー・バートン』と『オリーヴ・キタリッジの生活』。大きな物語はなく、小さな物語が淡々と語られていく。どちらの本も素敵な装丁だ。

事業開始20周年記念パーティ

1997年6月末に秋葉原のPC教室をお借りして、ワードやエクセルの試験を行ったのがオデッセイコミュニケーションズの事業の始まりです。それを記念して先週金曜日(7月7日)夜、都内でささやかなパーティをおこないました。これまでお世話になった方々のすべてではありませんが、お時間の都合をつけていただくことができた多数の方々にご出席いただいたことに感謝です。簡単なスライドショーでは、ぼくの20年前の写真もちらっと写したのですが、当然ながらあの頃は若かった。

10年後には30周年記念のパーティをおこなうべく、人生を楽しみつつも、社業には精を出していきます。


IMG_0605.JPG

科学的根拠をもとにした漁獲

今日の朝日新聞朝刊に、このままだと日本では魚が獲れなくなるというインタビュー記事が出ていた。水産会社の社員で輸入を担当してきた方と、近畿大学で水産業の研究をしている先生の話が紹介されていた。
二人とも同じような内容の話で、魚が獲れなくなってきていることについて大きな見解の違いはないように思う。
この「オピニオン&フォーラム」のページをまとめるとこんな話になる。
1 世界中で魚の消費量が増えている。日本は「買い負け」するようになり、求めるようには魚が輸入できなくなっている。
2 日本で魚の水揚げが減っているのは、科学的根拠を基に漁獲高を管理するルールが機能していないから。漁業者はできるだけとりまくる。獲りすぎに気づいていても成魚になる前の小さい魚まで獲ってしまう。
3 他国では漁獲枠を定める調整が機能しているケースがあるが、日本では行政の調整機能が働いていない。科学者、政治家が科学的根拠を基に制度を作ったノルウェーの例がある。
4 本来豊かなはずの日本の海で、この先も獲り続けられる持続的なレベルに戻す取り組みを進めないと、魚は確実に不足する。

この前、医療関係者と話していたら、医療の分野では「エビデンス(証拠)に基づいた議論」というのは20年くらい前から話題になっているという話を聞いて驚いた。エビデンスという言葉が一般化したのはこの数年のことのように思うから。

至る所で課題が噴出し、ちゃんとした解決策を見つけていくためにまず事実関係をきちんと把握、理解しましょうということで、「エビデンス」という言葉が頻繁に使われるようになったという印象。難しいのは、それぞれの立場があるため、自分に都合のいい「エビデンス」を求め、主張する傾向があること。次には、「エビデンス」の理解では合意ができたとしても、「これでは食っていけない。俺の生活をどうしてくれる」となって、開き直りの議論を展開するグループが出てくること。なかなか難しい。

高速道路での事故の目に見えない被害

昨日、甲信越エリアから帰ってくる際に、関越自動車道の上り車線3カ所で追突事故があり、事故渋滞のため30分以上自宅到着が遅れたのではないかと思います。
3カ所は距離にして20キロか30キロの範囲内だったように思いますので、対応に当たった警察関係者、高速走路管理会社の皆さんは、処理に追われたことでしょう。
誰も好き好んで事故を起こそうなんて思っているわけではないのですが、高速道路での事故渋滞は非常に多くの人に迷惑をかけます。どこかに迂回するわけにもいかず、途中で一般道に降りてカーナビの言いなりになって左に行き、右に行っても、結局長時間になることが多いように思います。そんな時には、やっぱり高速でノロノロ動いていた方が早かったかも知れないなんて思ったりもします。
高速道路関係者にぜひ教えてもらいたいことがあります。
年間、事故渋滞のため、一体どれだけの時間が無駄になっているのか?一日の事故件数、それによって引き起こされる渋滞時間、その影響を受ける人間の数。一日一回の事故で30分のロスが発生して、それに千人の人が影響を受けたとすると、延べにして500時間のロスです。それを365日にすると18万2,500時間になります。それとも、一日の事故による渋滞は30分程度ではなく、もっと大きいのでしょうか?
自動車保険の会社はどんな人間が事故を起こしやすいのかという統計データを持っていると思います。
高速道路関係者には、ぜひ事故渋滞を減らすために、もっと色々なデータや情報をオープンしてもらいたいです。事故渋滞で発生する目に見えていない時間的ロスをぜひ減らす努力をしていただきたい。

岩波新書「四国遍路」(辰濃和男著)

今年に入って四国に毎月帰省しています。最寄りの空港からレンタカーして実家に帰りますが、その道中、国道を歩くお遍路さんたちを見かけます。特に、GW中には数多くのお遍路さんたちを見かけました。一人で歩く人もいれば、二人で歩く人たちもいます。国道にはトラックなども多数走っているので、ところによっては危なっかしいのではないかと思います。事故に遭うことなく志を遂げることを祈るばかりです。

「四国遍路」は朝日新聞の天声人語を書いていた名ジャーナリストが、1999年70歳を目前にしながら、何度かに分けて88カ所を歩いた体験を記したもの。ご本人にとって四半世紀ぶり、2度目となる88カ所めぐりだったそうです。「文章の書き方」(同じく岩波新書のロングセラー)の著者だけあって、とても読みやすい文章です。いつかこのような文が書けるようになりたいと思います。

空海が始めた四国という場を舞台にした小宇宙の物語。これまで数知れない名もなき人たちがその物語を一歩一歩辿りながら、新しい自分を見つけ、人の情けにふれ、自然の偉大さを発見する旅としてきたのではないかと思います。

いつかぼく自身、お遍路さんの旅に出ることもあるかもしれません。四国88カ所とは限らないかもしれませんが。

山形のクロイヌと我が家のクロイヌ

山形の柳沼さんから柳沼家の「クロイヌ」2号の写真が送られてきました。
うちのクウ太郎君と比べ立派なクロイヌだなあ・・・

柳沼家のクロイヌ

夏になると我が家のクウ太郎君は、湿度と高温のため皮膚の状態が悪くなり、何度も足で体を掻くようになります。彼にとってはたいへんな季節が始まりました。

クウ太郎


奨学生の来社

オデッセイコミュニケーションズで行なっている社会貢献事業に、高校留学のAFSに出している「オデッセイIT奨学金」と、ぼくの出身大学である一橋大学生に出している「オデッセイコミュニケーションズ奨学金」があります。
先週は、一橋大学在学中に奨学金を提供した中瀬君が、そして今日は高校在学中にAFSでミネソタ州に1年間留学した時に「オデッセイIT奨学金」の第1期の奨学生だった池上君が来社して近況報告をしてくれました。この二人は、何年かに一度は近況を知らせてくれてぼくを喜ばせてくれる若者達です。中瀬君は大学卒業後1年ほどで転職してしまってちょっと心配していましたが、新しい職場に慣れ(1年経過)、頑張っているようなのでひとまず安心。池上君は防衛医科大学を晴れて卒業し、海上自衛隊の中で医師としての道を歩みはじめということで、これからの成長が楽しみです。

奨学金を出す会社側としては、こうやって時々顔を見せてくれる元奨学生の存在はとてもうれしいもの。実は、そんな学生は少数で、それはそれは寂しい話なのですが。

知り合いの方で、お父様が戦後日本を代表するSという会社を作った方がいます。お父様の代に財団を作り、大規模に奨学金を出していたようですが、奨学金を出しても感謝の気持ちを示してくれる人(家族)が少なく、もうやめようと思うというようなことをおっしゃっていたことを思い出します。

「認知症とともに生きる私」(「絶望」を「希望」に変えた20年)クリスティーン・ブライデン著

最近読んだ本で心の奥からなにかを感じた本。
超・長寿社会となり、100歳まで生きることがそれほど珍しいことではなくなってきている。長く生きていると、二人にひとりか、三人にひとりというくらいの割合で、認知症になったり、癌になったりする。その前段階で、糖尿病にかかる人はもっと多いのかもしれない。ぼくも、もしあと10年、20年、あるいは30年の時間生かされているとすると、認知症かガンか、あるいは他の病気になっているのかもしれない。その前に、腰痛で腰が曲がっているかも!そうならないために、せいぜい体を動かし、少しばかりの運動もしているつもりなんだけど、まだまだ足りていないかな。

高校生の時に使った英語の参考書の中に出ていた、「運動する時間を見つけなかったら、病院のベッドの上で過ごす時間を作らないといけなくなる」という文章は今もよく覚えている。

「認知症とともに生きる私」の著者は、4月末に京都であった認知症に関する国際会議でスピーカーとして来日していたようで、その前後に、新聞では認知症に関する記事が多く出ていた。著者は46歳の時に認知症になっていることを宣告され、それから20年間、新しいパートナーに支えられながら、認知症に関する理解を広め、認知症に苦しむ人たちを助けるための運動で先頭に立って国際的な活動を続けてきた。

パソコン、インターネット、銀行のキャッシュカードをはじめとして、個人IDとパスワードは、生活していくために、必ず覚えておく(どこかに記録しておく)必要がある。
数字やパスワードが覚えられなくなるどころか、自分の家がどこにあるのか、昨日何が起こったのか(約束したのか!)、明日のためにさっき何をしたのか。そんなことの多くが、自分の記憶の中に留まることなく、全て流れ去っていったとしたら、ぼくらは今の時代に生きていくことは不可能かもしれない。クルマが運転できなくなったら、それはそれはたいへんなことだ!

そんな不可能な状況に追い込まれた人たちが、今の社会には多数いることを覚えておきたい。


20170523221526.jpg

→Amazon

Fake

GW前半は四国に帰省。春になってお遍路さんたちの姿を目にすることが増えています。ただ黙々と道を歩き続けることは、いまのぼくには考えられませんが、いつか自分の足で四国を一周してみたいという気持ちになるかもしれません。88ヶ所を開いた空海ほど、四国に最大の貢献をした歴史的人物はいないのではないかと思います。

日本の政治で一気にメジャーの言葉になったのが、「忖度」(そんたく)だとしたら、トランプ大統領の登場でしばしば出てくるのは、Fakeという言葉かな。フェイスブックへの書き込み、メディアの報道で、fake、つまりうそ、偽り、ニセの話が堂々とまかり通るという話。

同じようにずっと気になっているfakeがあります。それはサプリメント。サプリの市場は何兆円とはいかないでしょうが、何千億円にはなっているのではないかと思います。
最近、気になってよく読んでいるブログに、ジャーナリスト・松浦晋也さんの「介護生活敗北記」というエッセイがあります。5月11日付けの「父の死で知った『代替療法』に意味なし」という文章もいい内容だと思いました。この中で、以下のような記述があります。

「薬効のない物質でも信じてしまえば効くというプラシーボ効果が存在するので、実際は効かなくても全然構わない。集まってきた患者はプラシーボ効果で勝手に「効いた」と思ってくれるので、放っておいても「医者でも直らなかった病気が治った」と宣伝してくれる。うまくすれば歌手や俳優、スポーツ選手などの有名人が引っかかって、広告塔として役に立ってくれる。効果的な集金マシンの完成だ。」

この「プラシーボ効果」ほど、無責任な話はないとずっと思っています。これを言い逃れにして、効きもししないことがわかっているサプリメントを売り続ける企業、それを何も規制しようとしない政府。それをFakeと言わずして何がFakeなのか?

松浦さんは科学技術分野を専門とするジャーナリストだけあって、ずっとお書きになられているお母様を見送るまでの介護体験の記述もFakeではなく、Realなものだという感想を持っています。

「介護生活敗戦記」(日経ビジネスオンライン)

「海女の群像」(岩瀬禎之写真集)

先週の土曜日、あるところで会ったニューヨーク在住のアメリカ人・コマーシャル写真家から教えてもらった作品集。この米国人写真家は日本に来るのは今回が2回目だとか。今回の訪日で、海外に紹介されていない日本の写真家の作品にたくさん素晴らしいものがあるということを知ったということだったので、具体的にはどんな写真家のことを言っているのかと聞いた時、一番最初に出てきた名前が岩瀬禎之。
岩瀬さんは千葉御宿の酒造家でアマチュア写真家。戦前から戦後栄え、高度成長期に終わってしまった海女という生き方を愛情を持って記録されている。
2001年97歳でお亡くなりになられたこのアマチュア写真家の作品集は、きれいなだけのヌード写真集にはない力がある。

海女の群像

Planned Obsolescence

「計画的陳腐化政策」。アルフレッド・スローン率いるGMが、モデルイヤーの概念を自動車産業に導入したのが1923年。そのアイデアは、必ずしも良い自動車を発表することではなく、スタイルを変えることによって売り上げを伸ばすことにあった。スローンは、「消費者に不満を抱かせることで新しい車を買わせる」と言ったといわれている。(以上、J.Glenn Brookshear著「入門コンピュータ科学」より)

改めてスローンが企業の経営戦略に与えた影響を再認識する。今日のコンピュータ産業はまさに「不満を抱かせることで新しいPCを、新しいソフトを買わせる」となっていないか?その不満を抱かせる方法論にはいろいろなやり方があるわけだけど。

エドはるみさんの大変身

今日からテレビCMが始まるそうですが、エドはるみさんが半年ほどで18キロの減量に成功したとか。
すごい!
うちの会社が初めて出したテレビCMに出てくれたのが、エドさんだった。彼女はかつてパソコンのインストラクターをやっていたことがあって、彼女に決めたのはそれが大きな理由の一つだった。CMに出てくれた年には、24時間マラソンに出るなどタレントして絶好調だった。うちの会社の新年会にも顔を出してくれて、とても感謝しています。
今回、18キロ減量を果たし、再度テレビに出てくる機会が増えるでしょうね。小池百合子都知事の勉強会にも参加していたという話を聞いたことがありますので、この勢いで東京都議会選にも出馬でしょうか?!

新入社員の力

4月が新年度の始まりという会社は多いことだろう。朝、体に馴染んでいないスーツ姿の若い人たちが街を歩いていた。
新入社員には力がある。本人たちが自覚していないだけで、周りの人間に目に見えない影響を与える。
先輩社員たちに自らが新人だった頃を思い起こさせる。それは往往にしてプラスの影響を与えてくれる力だ。
でもその力も、新人たちが職場に慣れ始めた頃には、すこしずつ弱まっていくかもしれない。中には最初から新人たちの力を感じない先輩社員もいるかもしれない。

うちの会社にも2名の新人が入って来た。彼らを迎えた我々はもっと頑張らなくちゃ。

音楽の力

昨日、お取引先の設立30周年記念のパーティがありました。取引先といっても、ぼくの会社の帳簿を見てもらっている会計事務所なので、普通のお取引先とはちょっと話は違います。
もう15年以上お世話になっている会計事務所で、会社を始めた2、3年目からずっと見てもらっています。
代表の先生が音楽関係のお客さんを持っていることで、これまでも1、2度、先生の顧問先の会社に所属するアーティストのコンサートにご招待いただいたことがありましたが、昨日はサプライズ・ゲストとして、Yuzuと辛島美登里さんという、先生が長くお付き合いしている2組のアーティストが2曲ずつライブで演奏してくれるという、すごいことがありました。300人ほどの出席者全員がハッピーな気持ちになったサプライズ・コンサートでした

6年ほど前、辛島さんのコンサートには行ったことがあります。いつ聞いても「サイレント・イブ」には心が震えてきますし、ステージからほんの10メートルか20メートルの距離で聞くYuzuの「栄光の架橋」も素晴らしい人間賛歌でした。

夕方に会場を出るときには、とてもハッピーな気持ちにしてくれたイベントでした。

そして夜は、映画「La La Land」を見に行きました。この映画の中でも多数の音楽が使われていますし、主人公の一人はジャズピアニストを目指す若者です。
昨日は改めて音楽の力を感じた1日でした。

PS
さらにこのイベントすべてのお客さんに持たせるお土産の一つとして、「Finishi Big」を加えてくださいました。メガバンクの副頭取をはじめとして、金融関係者、税理士、会計士たちのみなさんに、僕が初めて監訳者として名前を出した「Finish Big」を読んでいただけるとしたら、たいへん光栄なことです。


映画「LaLa Land」

あまり期待しないで、深夜終了で料金が安くなる最終回に観た映画。期待よりもずっと気にいる映画だった。
お気に入り映画の一つの「アーティスト」と同じように、スタジオを舞台にした作品。成功を夢見る若い男女の切ない出会いと別れ。もう永遠のテーマだよね。

日経新聞の「忖度」

3月も明日で終わり。もう今年の四分の1が終了する。
日経新聞が数年前に買収したFinancial Timesを読んでいます。買収後、Martin Wolfを始めとするFTの代表的なジャーナリストたちの記事が、日本語翻訳されて日経本紙にしばしば出ています。でも、ちょっと日本の政治に厳しかったりする記事はあまり見かけないような気もします。ボクの勘違いかな・・・

3月30日付のFTに、Leo Lewisという東京にいる記者(ちょっと日本に辛口の記事を書く傾向がある印象)が、日本で話題になっている言葉として、「忖度」という言葉を紹介してありました。安倍総理に対する遠慮や配慮から、周りの人間たちを始めとして多くの人間たちが行う「忖度」。

英語でこの言葉の説明として、以下のように紹介しています。

"Sontaku refers to the pre-emptive, placatory following of an order that has not been given."
"The word may not have been widely used by Japanese, but everyone instinctively gets its sinuous prevalence in government and private sectors."
"While the concept is not uniquely Japanese, few terms resonate so well in explaining Japan in the era of Shinzo Abe, the prime minister."

簡単にいうと、自己検閲。勝手に自分自身で、自分の手足を縛っていき、いつのまにか、自分の頭の中まで縛っていくような行為でしょうか。
この「忖度」という言葉は、日本人お得意の「おもてなし」と表裏の関係にあると、ボクは思っています。

FTでは、しばしば皮肉に飛んだ囲み記事やエッセイを読むことがあります。FTのジャーナリストはあまり「忖度」していないように思います。
日経新聞の皆さんも、時の権力に関する過剰な忖度をされることがないように。ご自分たちの名前では、率直でちょっとシニカルな記事を書くことに気がひけるのであれば、FTの記者たちの囲み記事でも翻訳して出されては?!

東芝の行方とミューザ川崎

昨年から川崎にあるコンサートホール、ミューザ川崎に時々通っています。今日は当日券を買って、ハンブルグ北ドイツ放送交響楽団のコンサートを聴きに行きました。都内の有名コンサートホールよりも気に入ってます。もしかして日本一素晴らしいのではないかと、まったくの素人意見ですが、ぼくは思っています。小ぶりの一階フロアー、螺旋状に4階まで伸びる形状、素晴らしい音響効果。このホールでコンサートを聴くのは4、5回になるかと思いますが、毎回、とても満足しています。

ちょっと気になっているのは、東芝が存亡の危機を迎え、ミューザ川崎にも影響が出るのではないかということ。川崎に大きな工場を持つ東芝は、このホールの大きなスポンサーの一社になっています。今日のコンサートも、「東芝グランドコンサート2017」と銘打った、東芝の冠付きのコンサートでした。(だからと言ってチケットが安くなっているという印象は持たないけども)
存亡の危機を迎えるに至った経緯については新聞や雑誌で読んでいる程度で、無責任なことを言えるような立場ではありませんが、来年度以降、東芝がミューザ川崎にどのような関わりを持っていくのかについては気になります。

この韓国映画のレベルの高さに驚きました。

ちょっと話題になっているエロティックサスペンススリラー映画「お嬢さん」(原題は英語では、The Handmaiden)を見ました。
イギリス作家Sarah WatersのFinger Smith (日本語訳タイトル「荊の城」)という小説からヒントを得た映画。この映画のレベルの高さにびっくりしました。
以前、日本の映画業界で仕事をされている方から、韓国のエンタメ業界の仕事の質の高さをお聞きしていたのですが、テレビなどでもあまり韓流番組を見たことがなく、映画もあまり見た記憶がありませんでした。
ダイナミックなストリー展開、ファッションも含むデコレーションの美しさ、映像の透明感など、非常にレベルが高いです。
同じ韓国の監督のほかの作品も見てみたいですし、原作になったSarah Watersの「荊の城」も読んでみようと思います。

東京生活の楽しみ

先日、東京で生活する一つの楽しみを再発見しました。
夕方ごろ、目黒での用事を済ませた後、夕食の約束があった西新宿の高層ビル街に移動する必要がありました。
自分でクルマを運転しての移動です。クルマの運転そのものが気分転換になるので楽しみの一つではあります。目黒から高速に乗って霞が関経由で新宿に向かうルートが頭に浮かんだのですが、カーナビの指示によると五反田方面に移動すべしとのこと。ちょっと疑問に思いつつも、カーナビの「ご宣託」に従って庭園美術館西の交差点を右折し、五反田駅に向かって降りていきます。そしたら、いつの間にか、環七にぶつかる交差点を曲がったところに、池袋訪問に向かって伸びる地下を通る首都高につながる五反田入り口ができているではないですか!
クルマで移動することの多いぼくには、こんなちょっとした驚きが東京で働き、生活することの楽しみのひとつになっていることを、再発見した小さな「事件」でした。

「海岸線の歴史」(松本健一著)、「日本社会と天皇制」(網野善彦著)

日本はずっと単一民族で百姓の国だったと信じ切っている人たちもいるのかもしれませんが、ぼくはあまりそれを信じていません。
確かにアメリカやヨーロッパの一部の国のように多数の移民が国民の何割かを占めたり、さまざまな肌の色の人が歩き回っているようなところではありませんが、2000年、あるいは3000年の日本の歴史は決して日本列島の中だけで完結してきたのではなく、朝鮮半島や大陸との東アジアの国際関係は時代による程度の差はあれ、つねにダイナミックな動きをしてきたと思っています。百姓は100の姓を持つ人たちで、いろいろな手仕事や家仕事をやってきたし、日本人=農耕民族というイメージはぼくのなかでは決してすべてではない。

最近読んだ本で面白かったのがこの2冊。網野先生の本はこれまでも何冊か読んでいますが、この本は岩波ブックレットのシリーズの一冊で、講演を本にしたものでもあって、ちょっと物足りないのですが、面白い内容です。

松本先生の本は、海岸線から日本の歴史をとらえた本。ユニークな視点。「日本の海岸線をぜんぶ合わせると、アメリカの海岸線よりも長く、1.5倍、中国の海岸線よりもはるかに長く、2倍に達するのである」ところが、「現在では、日本ぜんたいの8割くらいの海岸線には防波堤が造られている印象である。(中略)コンクリートの防波堤は、津波や高波などから船や陸上の家や田畑を守るために必要なものとして造られたのではあるが、これによって海辺に住み、労働し、遊び、祈る、ということが、日本人の暮らしから遠くなって久しい」

松本先生のこの本が出たのは、2009年。3.11の2年前です。

久しぶりのシアトル、マイクロソフト訪問

R0000387.JPG

今月10日のことですが、久しぶりにシアトル、そしてマイクロソフトの「キャンパス」(彼らが本社を呼ぶ名称)を訪問してきました。ここを初めて訪問してから20年になろうとしています。この20年で目立って増えたのは、マイクロソフトのキャンパス内のビルの数とボクの白髪かな?!

いまごろAdele?!

この前ひさひしぶりにシアトルに行きました。機内の番組で初めてイギリス人歌手Adeleの歌を聴き、とても気に入りました。BBCのテレビ番組を録画したもので、歌だけでなく、「ひょうきん」で、あまり気取ったところのない彼女のパーソナリティもいいなと思いました。
帰国後、彼女がこれまで出しているアルバム3枚とロイヤル・アルバートホールでのコンサートを収録したblue-rayを購入。この一週間ほど毎日聴いています。アマゾンから届けれたCDを会社の机の上に置いていたら、それを見た社員には、「いまごろアデルですか?!」と言われちゃったけど。

特に気に入っているのは彼女のファーストアルバム。二十歳の時に出した「19」というタイトルのアルバム。その中でも、彼女にとって最初のシングルカットになったChasing Pavementsがいい。50代後半になっても、10代の恋愛感情を歌った歌にはちょっと感動してしまう。歌のタイトルにもなっているPavementsって、どんなイメージから出てきた言葉なんだろうか?公式のプロモ動画を見ると、文字通り「舗装された道」なんだけど。いつまでも冷たい反応しか返してくれない相手?!

どんな和訳があるかなと思ってネットで調べてみると、何人かの人がそれぞれのイメージで和訳に挑戦しているんだけど、このPavementsという言葉をうまく訳せている人はあまりいないような印象。

Adeleはこの前のグラミー賞でメジャーなタイトルを総なめした感がありますが、デビューしてからの10年間での成長ぶりは表情や体つきの変化にも明らかに見て取る事ができます。
デビュー当時のビデオを見ると、決して男の子にはモテなかったであろう、自分に自信が持てない少女時代のままなのに、今となっては女王の貫禄さえも感じさせるような雰囲気になっています。10年間でこんなにも変化、成長するものかと感心します。

1月終了!

今月は国内出張(京都)、海外出張(香港、ロンドン)と移動の多い一年最初の月だった。
ロンドンでは、Bettという、教育分野を中心としたICTの展示会に初めて参加してみた。アメリカで行われれる展示会と共通する点も多々あるのだけど、ヨーロッパらしい点もあって、おもしろかった。(ロシアの教育省がブースを出しているなんて、ロンドンである展示会だからこそか?!)
来月は久しぶりにシアトルに行くことになっている。
昨年12月ハワイに行ったときにはオバマ大統領の写真が入国審査のエリアに飾ってあったけども、今度行ったときには「トランプ大統領」になっているのだろう。あっと驚く為五郎だ。