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グレートイミグレーション

朝日新聞の「語る」コーナーに、探検家の関野吉晴さんのインタビュー記事が連載されている。大学の先輩。ぼくが大学生のころからの有名人のおひとり。14回目になる昨日の掲載がおもしろかった。
「グレートジャーニーについて、いまは異なる思いを抱く」という見出しのあと、以下のような考えを言われている。
旅を始める前は、人類が世界中に拡散したモーチベーションは好奇心や向上心では、と思っていた。一番遠くへ行った人は最も好奇心の強い人ではないかと。でも、一番遠いチリのナバリーノ島は狩りの獲物もいない。純粋なヤマナは90代の女性一人だけになり絶滅寸前。人口が増えて弱い人が押し出されたのではないかと考えるようになった。本当に弱い人は滅びたが、押し出された中でもフロンティアでパイオニアになったグループが、そこを住めば都にしていったのではないか。今はグレートジャーニーという名前は間違っていて、「グレートイミグレーション(移民)」なのではないかと考えている。その流れはいまも続いている。

日本にもウィグル族の人たちがかなり滞在していると聞く。なかには日本国籍を取った人たちもいるとか。彼らは政治的な理由で故郷から押し出された人たち。彼らにとって日本が「住めば都」となるのか。

有料会員へのdis-service

Financial Times は紙とデジタル版を、Economistはデジタル版を購読しています。どちらも有料会員。ちゃんとお金を払っています。ただ、有料会員が記事を読むときにも広告が頻繁にでてくることにいつも憤慨しています。日本のメディアも有料会員であったとしても広告をバンバン出していると想像しますが、メディア側にはちょっと考えてもらいたい。
Sportifyに入ろうかどうしようか考えています。有料会員になると広告に煩わされることなく音楽を楽しむことができるということをうたっているようです。YouTubeでも同じようなメッセージを有料会員になることの誘い水にしています。

有料会員=優良会員という見方があるのかもしれません。金を払ってでもきちんと記事を読んでくれている人たち、ということで。でもカネを払ってでもコンテンツを読んでくれている人たちに気持ちよく記事を読んでもらう環境を作らないようだと、永遠にお客さんがいるなんてタカをくくらないほうがいいのでは?
ぼくもEconomistのデジタル版をカネを払ってまで購読するのはやめようかどうしようかと考えています。

国民感情

アメリカがイランの最高指導者のハメネイ師に「経済制裁」を課すと言っている。ハメネイ師がどういう人なのかまったく知らないけども、イランの最高指導者がアメリカに資産を持っているとは到底思えない。ハメネイ師がイラン国内で国民からどのように思われているのか、慕われているのか、敬意を持って見られているのか、そのあたりのこともよく知らない。
ただ、今回アメリカがイランの「最高指導者」に対して、大国らしからぬ言葉で非難を浴びせるのを聞いていて、韓国の国会議長か誰かが日本の天皇について発言していたことを思い出した。その発言内容について云々することはしないけども、他国の指導者や元首と言われるような人について言及する際には、相当な注意、慎重さを持って発言するべきではないかと思う。
国民の間でどの程度の支持があるのかは別にしても、他国から、それもあまり敬意を持って見られていないような国から、たとえ正当な点があったとしても非難されたり、罵られるようなことがあると、国民感情としては決してよろしくないものがある。

悲劇よりも喜劇を

オペラ「セビリアの理髪師」を観ました。オペラは久しぶりでこの作品は初めて。それなりに長く生き、ある程度人の生き死にのようなことも見聞きしてきたせいか、悲しみや苦しみを見せられるよりも、一時であったとしても軽さと明るさを味わわせてくれる喜劇がいい。昨晩はオペラでは数少ないこの喜劇作品を楽しむことができました。イタリア・ボローニャから来た歌劇団の歌と演技を十二分に楽しむことができました。歌と恋は人生の喜びであり、励まし!

名医の条件

録画しているBBCのHARD Talkを見た。数日前の放送に世界的な心臓外科医のSamer Nashefがでていた。
手術が成功するためには手先の器用さなんかよりも、観察力、構想力、的確な意思決定が重要だと。まったく同じことを日本のある有名な先生からもお聞きしたことがある。手先の器用さとか、「神の手」というような表現を、多くの日本人は好きなんだろうか?そういう言い方をしている限り、「職人芸」の域を超えた、たいせつなポイントを見ることはできないようになってしまうと思うのだけど。

この心臓外科医も自身の心臓に問題があることが判明して、同僚に治療してもらったそうだ。自分自身が患者となって初めて患者の気持ちがわかるようになったとも言っていた。徒然草にも、持ちたくないのがずっと健康な友人、なぜなら彼らは病人の気持ちがわからないから、というような記述があったように記憶している。名医の条件には自分自身が一度病気をしてみることというのも入るのかもしれない。
BBC Hard Talk

3泊の四国旅行

6月5日から松山、宿毛、檮原に泊まる3泊の四国旅行。初日の松山ではお取引いただいている地元の大学を訪問。お時間をいただいた先生方に感謝。その夜はぼくがもっともお世話になった先生とほか2名の南宇和高校関係者と夕食。88歳になられた先生がこれからもご健在であることをお祈りしています。翌日は松山から宇和島まで列車、宇和島からはレンタカーで母が待つ宿毛まで。7日朝、檮原の町長さんにお会いするため、宿毛から宇和島経由で檮原まで。檮原は山間部にある人口3500人の小さな町。高齢化が進む中、なにかお役に立てることがないかと思っています。8日朝は檮原のセラピーロードを地元のガイドさん(腰がピンと伸びた80歳!)に案内してもらって2時間ほど歩き、そのあと檮原から高知まで運転し空港でレンタカーを乗り捨て。空港に行く前にはずっと気になっていた高知市内の蔦屋書店をのぞいてみる。ここは書籍の販売だけでなく、多数の飲食関係のお店がはいっていて、市内で絶大の人気である「ひろめ市場」が観光客用だとしたら、ここは地元の若い人たちが集まるところという印象。今回は3泊したので余裕がある日程だった。毎回このくらい余裕がある四国訪問だとうれしいのだけど。

特別のコンサート

昨晩、東京オペラシティであったコンサートは特別なものだった。ピアノアルゲリッチ、指揮小澤征爾のベートーヴェンピアノ協奏曲第2番。ライブでこの曲を聴くのは初めてだったように思う。30年前、ボストンの学校に通っていたころには、当時ボストンシンフォニーの常任指揮者だった小澤が指揮するコンサートにはしばしば通っていた。日本に帰ってからも1、2度は小澤のコンサートには行ったと思うんだけど、昨晩の小澤の老いた姿を見て30年前、さっそうとステージに登場していた頃からの時間の流れと人は老いていくことをあらためて感じた。
アルゲリッチは、小澤の保護者のごとく、老いた小澤をささえるように、コンサートを楽しんだ観客の拍手にこたえるために何度もステージ中央に立ちあいさつを繰り返していた。
そしてもうひとつこのコンサートを特別なものにしたのが、上皇ご夫妻がいらっしゃったことだった。観客は、前方だけでなく、後方にも向かって、長い時間にわたって大きな拍手をした夜だった。
水戸室内管弦楽団の演奏も素晴らしかった。初めて聞いたA.ウェーベルンの「弦楽のための5つの楽章」(指揮者なし)が良かった。

「メリット享受の側が負担を」に賛成。

5月18日の朝日新聞朝刊に、キャッシュレス手数料に関して、メリットを享受する利用者に負担してもらいたいという意見を、株式会社「旅籠屋」社長の甲斐真さんという方が書かれていた。賛成だ。キャッシュレスが進まない理由はクレジットカード会社などがチャージしてくる手数料が高すぎるというのが大きな理由の一つ。ぼくの会社でもお客さんがホームページからお申し込みいただくとき、クレジットカードの支払いをされる方が増えた。10年前、あるいはビジネスを始めた頃から考えると、隔世の感がある。
多くの企業、特に中小企業は薄い利幅でビジネスを行なっている。10%の利幅があったとしても、クレジットカード会社に5%や6%の手数料を払っていては、利益を出すことは難しくなる。
中小企業のオーナーとしてビジネスをやっていると、「同病相憐む」という訳で、他の会社の懐具合も想像してしまう。そうそうネットで買い物をするわけではないけど、何か買い物をするときには、出来るだけその商品やサービスを提供している会社から直接買うようにしている。CDやDVD、ブルーレイだけはアマゾンで買っているけど、いわゆる「モール」というようなところでは買わない。間に入る今では大企業となったネット企業は十分儲かっているわけだから、できるだけ中小企業にお金が落ちるような買い方をしたい。

ポイントもいらない。ポイントらしいもので考慮するのは航空会社のマイルだけ。ポイントに左右されて同じところで買うことを無意識のうちに自分に強制するなんてことにはならないようにしている。

今の政権は強権で知られているけど、ケータイ電話の料金だけでなく、クレジットカード会社などの手数料も低くするように「ご指導」いただきたいものだ。(これは冗談です)
Suicaのユーザーとして思うのは、それなりにキャッシュレスは進んでいるのではないかということ。これ以上のキャッシュレス化を進めていきたい理由がそれほどあるのであれば、海外との比較ということを理由にするのではなく、どれだけの社会的メリットがあるのかをきちんと説明してもらいたいし、現金を使わない取引にかかる手数料をもっと低くしてもらいたいと強く思う。中小企業の利益率がますます低下するのは反対だ。

還暦?!

ケータイ電話に高校の同級生からのメッセージが入っていた。今年われわれは還暦だから集まりましょう、とのこと。愛媛県立南宇和高校の卒業生で東京あるいは首都圏で働いている人たちはどのくらいの数になるのだろうか?卒業生の集まりや同級生との集まりには一度も参加したことがない。同級生の集まりには声をかけてもらったことはあるけどスケジュールが合わず参加できなかったことがある。
名前さえも正確に記憶になかったりするし、ましてや顔を見ても名前は出てこないかもしれない。それはきっとお互い様だろうけど。
来月は仕事で松山に行った際、ご退職後松山にお帰りになられた、ぼくが最もお世話になった先生のお一人とお会いすることになっている。南宇和高校もかつては8クラスか9クラスあったはずだけど、いまでは一学年4クラスになっていると聞いている。田舎の学校の少子化は都会の学校以上のスピードで進んでいるはずだ。
あまり過去は振り返らない。でも、何十年ぶりに同級生に会えるとしたらきっとおもしろいだろうと思う。

プラスチック「汚染」

ここまで「汚染」が進んでいるのかと、この動画を見て愕然としました。
野鳥たちの胃袋の中にまで、これだけのプラスチック破片が入っていたなんて!
プラスチック汚染が進むのは海だけではないことを改めて実感しました。

https://www.instagram.com/p/BxnIos-nXJb/?utm_source=ig_web_copy_link

気になっていたクルマを初めて街で見た。

今年の初めかな、国内のある自動車メーカーが発売した小型SUVが気になっていました。大した理由はないのですが、質感の高さと選択できるクルマの塗装(のカラー)が気に入ったという理由で。そのSUVの上級車は米国市場を意識したもので、日本の道路にはすこし大きすぎるのではないかと思うのですが、大型の高級車をよく見かけます。大きなクルマよりも駐車が易くてちょっと狭い道などでもあまり不安にならずに通っていけるサイズのクルマがいい。
で、その気になっていたクルマを初めて街で見かけました。なぜそんなことをここで書いているかというと、プレートの番号がぼくの誕生日と同じ月日だったから。このクルマのオーナーも同じ日に生まれたのかな?そして同じクルマが気に入ったのか?
いま乗っているクルマはまだ1年半ほどしか乗っていないので買い替える予定はまったくありませんが、その国産車を試乗してみたい気はあります。

クウ太郎近況、司馬遼太郎「空海の風景」、RCサクセション「サマータイムブルース」

今年11月の誕生日で16歳になるクウ太郎ですが、この1年、いや半年ほどで一気に老化が進んだように思います。動きが緩慢になっただけでなく、いわゆる「ボケ」が進んだように。GWは数日クウ太郎と一緒に山に行ったのですが、東京に帰った日から体調が悪くなり、その夜から動物病院通い。クスリと点滴のおかげで元気になりましたが、ボケ状態は変わらず。15歳というと70の老人でしょうか、それとも80の老人でしょうか?認知症は人間だけでなく、犬にもあります。2015年に亡くなった「永遠の愛犬」カイ(♀の甲斐犬)も晩年の何年かは認知症状態でした。
自分の年齢を考えると、クウ太郎が最後の飼い犬になるかもしれないけど、どうしようかな・・・いろいろと面倒なことは続々と発生しますが、犬たちとの生活はなんだ噛んだ(!)と言っても、楽しいことが多い。

今週は2泊で高知に帰省。高知にも認知症の大切な人がいるので、こちらでも気長に会話。
高知でも時間があると行く本屋が二つ。一つは高知市内の金高堂。ここで『「空海の風景」を旅する』を購入。「空海の風景」は上巻を買ってあって読んでなかったんだけど、この「旅する」はとても読みやすい。で、司馬の本にすぐに入っていくことができた。
宿毛の明屋書店では、忌野清志郎著「ロックで独立する方法」(新潮文庫)を購入。RCサクセションの「カバーズ」というアルバムがいい。このアルバムのことは、NHKのラジオ番組で知ったんだけど(忌野清志郎没10周年)、早速購入して聞いてみると、たいへんいい!この曲なんて、最高に愉快!

「サマータイムブルース」


四国出身で生まれた町にも育った町にも、弘法大師(空海)が残した札所があるというのに、これまで空海の思想や辿った道について、あまりにも無知で、大いに反省しています。

鳥たちの始業時間

GW中も普段と同じように日の出前くらいに起きていました。4時くらいだとまだ暗いので鳥たちも一日の仕事にとりかかっていないようですが、日の出前でも、4時半くらいになってまわりの景色がすこしずつはっきりしてくると鳥たちのさえずりが聞こえてきます。この時間が好きです。

鳥とは関係ないのですが、GW中に読んだ本の中では、「めぐり逢った作家たち」(平凡社)というエッセイが良かった。作者の伊吹和子さんは谷崎潤一郎はじめ、川端、井上靖、水上勉、有吉佐和子、司馬遼太郎などを中央公論在籍中担当していた編集者。編集者としてこれら大作家たちから高く信頼される仕事をされたのに、ご自分はたいへん控えめな方。「京女」のかがみ?!

この方の文章をよみながら、須賀敦子さんのエッセイを思い出しました。お二人ともすごい力をお持ちなのに、ご自身の「売り込み」に関しては、とても謙虚な印象。

「日本の同時代小説」(斎藤美奈子著)

彼女が書いている東京新聞のコラムは読むようにしていますが、お書きになられた本を読むのは初めてではないかと思います。新聞等で好評を得ているので、読んでみました。岩波新書で270ページほどの適度の長さですが、読みやすい文章、気持ちのいい文章の流れ、スマートな作品のグルーピングのおかげでとても楽しく1960年代以降の日本の文学の流れを辿ることができました。
気に入ったので、岩波新書からでている彼女のほかの作品(「文庫解説ワンダーランド」「冠婚葬祭のひみつ」)も読んでみようと思います。

ZARD 「永遠」

今夜、NHKの「Zard永遠なれ 坂井泉水の歌はこう生まれた」を2時間見てしまった。My Little Loverもそうだけど、彼女たちが現役で活躍していた頃にはほとんど聞いたことがなかった人たち。ZARDはCDシングルで「永遠」は昔買って聴いていたんだけど、これは「失楽園」のテーマソングに使われていたことが大きいかな。
知り合いでZardの大ファンがいて、その方は僕よりすこし上の方でTV業界にも深い付き合いがある方だったんだけど、彼がどうしてZardのファンだったのか、今度会う機会があれば聞いてみたい。
Zardのファンにはなれそうもないけど、さっき25周年のベストアルバムと、「永遠」のアルバムを注文した。坂井泉水の歌詞を味わってみようと思う。

映画「ROMA」

昨晩、久しぶりに映画を観にいった。家の近くの映画館では昨晩がこの映画の最終日だったので。
ネットフリックスがカネを出して作った映画で、アカデミー賞を受賞した。
タイトルは「ROMA」とあるけど、舞台はメキシコ。白人家庭でメイドとして働く若い原住民の女の悲哀を柱に描いたもの。でも雇い主である白人家庭も夫は別の女のもとにさり、妻は4人の子供を抱えて仕事を始めないといけない。
メイドは家族の一員として受け入れられていて、子供たちも彼女にはとてもなついている。哀しいこと、楽しいこと、危険なことが起こり、そのなかで裏切りがあり、逃避があり、でも一方では喜びや笑顔や決意もある。
タイトルがなぜ「ROMA」なのかは知らないけど、きっとローマ時代から同じようなドラマを人間は繰り返してきたのだ。永遠の道はROMAに通じる。そんな言葉があったような気がする。だからこの映画のタイトルはROMAでいいのだと思った。

カモシカ、懐古園

ニホンカモシカのファンです。インスタグラムでも各地のカモシカファンの写真を見ながらひとり悦に入っています。浅間山周辺にもカモシカが出没しているとのことで、この週末は思い立って浅間山荘(かつての事件とは関係なし)の登山口から登山道をすこしだけ歩いてみたのですが、そう簡単にカモシカに会えるわけではなく、上から降りてきたマジに登山をやっている人たちに尋ねてみました。3組の登山者に聞いてみたところ、一組からは見かけたという声がありましたが、残りの人たちもカモシカは見かけなかったということでした。あとで山荘の方から聴いたところでは、カモシカを見かけたという若者たちは獣医大学でカモシカの生態を研究している人たちで、カモシカがどのへんにいるのかもよくわかっている人たちだとか。
でも今年はあきらめずに浅間山周辺を歩いてみようと思います。腰痛はありますが、無理のない程度でハイキングをするのは精神衛生上もいいですし、下手な写真撮影も楽しみの一つです。
カモシカに会えなかったので、小諸市内まで下りて行って懐古園の中を初めて歩きました。もう閉園の時間が近く、島崎藤村が教えていた小諸義塾の記念館のみを見学。明治時代の向学心の塊のような学校で当時の小諸の人たちの熱い気持ちに感動しました。島崎藤村の「夜明け前」を読んだのはもう30年くらい前のような気がしますが、せっかく小諸に行ったからには「千曲川のスケッチ」くらいは読まなくちゃ。と思ってアマゾンをチェックすると、キンドル版が無料でダウンロードできました。
「千曲川のスケッチ」を読んでまたカモシカを探しに小諸に出かけたいと思います。
3月も今日で終わり、明日からは4月!

小諸義塾記念館
→小諸義塾

今週末のマイブーム→「若尾文子主演映画」

先月、「映画女優若尾文子」(四方田犬彦・斎藤綾子編著、みすず書房刊)を読んだことで、若尾文子がでている映画に大いに関心を持つようになり「日本映画専門チャンネル」で録画して何本かみています。この週末は、「しとやかな獣」(1964年)「最高殊勲夫人」(1959年)「「女の小箱」より夫が見た」(1964年)「赤線地帯」(1956年)の4本をまとめてみました。いずれもおもしろい作品ですが、特に「しとやなか獣」(川島雄三監督)はすごい映画だなと感動してしまいました。でてくる俳優、女優たちがみんな一癖も二癖もある存在で、物語の展開にもスピード感があり、この監督の代表作の一つという触れ込みに納得しました。また「女の小箱」での、迷いつつも自分の意思を貫かんとする若尾文子の人妻役、生と死の間を突っ走っていく田宮二郎演ずる成り上がりの男も、感動もの。

今月の高知訪問

高知県大豊町大杉

先週木曜日の夜から土曜日まで高知に帰省していました。金曜日に高知西高校(1、2年生)、高知国際中学の生徒の皆さんに、これからのぼくの経験などについてお話をさせてもらいました。少しでも参考(あるいは反面教師?!)になれば幸いです。
前夜は、高知についてすぐですが、先生方と懇親会。今回一緒に来てもらった社員のNと一緒に先生方と楽しい時間を過ごしました。
これ以外にも、地元の放送局のTさんに高知ファイティングドッグ(四国アイランドリーグ所属の野球チーム)が練習している越知町まで案内されたり、帰るフライト前の時間で高知市の北にある大豊町で日本一大きい杉の木を見にいくなど、二日半の間で西(越知町、宿毛市)から北(大豊町)まで、県内を動き回りました。

来月はアメリカ人の知人を連れていくことになっています。(目的は母に会いにいくことですが)

写真は大豊町の杉。

経団連に入会しました。

3月1日付で経団連に入会しました。経団連って重厚長大の大企業の集団という印象ですが、新しく会長になられた中西さん(日立)の方針で会員企業の多様性を求めるという記事を拝見、ぼくの会社(オデッセイコミュニケーションズ)も入れてもらうことになりました。
オデッセイコミュニケーションズの顧客は学校や個人の方が圧倒的に多いのですが、これからは企業、特に首都圏にある大企業にも当社のやっていることを知っていただきたいと希望しています。
数年前から経済同友会にははいっていますが、今回の経団連入会をさらなるジャンプの機会にしていきたいです。

「映画女優若尾文子」(四方田犬彦・斎藤綾子編著)

もしかして10年以上前に買っておいたかもしれない本。発行は2003年になっている。
先週末、偶然衛星放送で視た『女は二度生まれる』(1961年、川島雄三監督)という映画の主演女優が若尾文子で、その映画が結構おもしろかった。「そういえば若尾文子についての本を買っていたな」と思い出して、本棚から取り出してここ数日熱心に読んだ本がこの「映画女優若尾文子」(みすず書房)。

ぼくの世代にとっては若尾文子はTVで見知っているだけで、映画はあまり見たことがなかった。彼女が大映の看板女優の一人として大活躍していたのは1950年代から60年代。この本のフィルモグラフィーによると、ぼくが生まれる前から彼女は活躍していた。(初めての映画は1952年の『死の街を逃れて』)。
この本で取り上げられている映画は、まったくと言っていいほど見ていないのだけど、若尾文子と彼女が大映時代に組んだ増村保造監督をめぐる女優論、監督論がとてもおもしろく、このふたりが作ったいくつかの映画をぜひ見てみたいと思った。(若尾文子がでていない増村保造監督の映画はひとつ観たことがある。『曾根崎心中』!)

表紙にでている若尾文子の写真が素敵だ。おいくつの頃の写真かわからないのだけど、とてもいい。なんども見ていて、ぼくの勝手な連想なんだけど内山理名を思ってしまった。内山理名の顔立ちは好きなタイプ。

アリス・紗良・オットを応援する

「天は二物を与えず」という言葉があるけど、実は天は多くの人に二物以上のものを与えているとぼくは思う。ピアニストのアリス・紗良・オットはまさに二物(あるいはそれ以上)を与えられている。すばらしいピアニストにして、美しい容姿を与えられた人だ。彼女が多発性硬化症(multiple-sclerosis)にかかっていることを公表した。
先月ロンドンに行った際、Royal Festival Hallで彼女が弾くラベルのピアノ協奏曲を聴く機会があった。彼女のコンサートは初めてだったけど、聴く人を魅了する演奏だった。
これからどのようなストーリーが展開するのか、神のみぞ知るだけど、できるかぎりコンサート活動を続けていただきたい。またどこかで彼女の演奏を聴きに行きたいと思っている。

武田シンポジウム2019

昨日、東大工学部のキャンパス内にある武田先端知ビルであった、「武田シンポジウム2019」に初めてでてみました。
とてもおもしろい講演会で楽しませていただきました。午前の部では、途上国で問題解決のために起業した海外の若い人たちのプレゼンがあり、午後はその人たちを表彰するセッションから始まりました。そのあと、3名の研究者のプレゼンがあったのですが、東北メディカルバンク、宇宙膨張に関するふたつのお話を特に楽しませてもらいました。日ごろあまりなじみのない分野のため、きちんと理解できたわけではありませんが(特に、宇宙膨張!)、理科系の研究者の方たちの話をお聞きするのは嫌いではありません。

このイベントはアドバンテストの創業者の方がお作りになられた財団法人が主催されているイベントのようですが、立派なことを継続されているなと感心しました。
シンポジュウムの案内HPは以下の通り。
武田シンポジウム2019

関原健夫さんを偲ぶ

昨日、都内のホテルで関原健夫さんをお送りする会があり出席しました。
昨年12月に入って、関原さんのケータイになんどかメールや電話をしたのですが、まったく音沙汰がなく、どうしたことかと心配になって調べたところ、対がん協会のHPで、11月24日にお亡くなりになったことを知りました。

10年以上前でしょうか、関原さんがお書きになった「がん6回 人生全快」を読んだことがきっかけで、ぜひお会いしたいと思いました。その後、ある知人の紹介で、関原さんにはぼくがポッドキャスティングを熱心にやっていたころご出演いただいたこともありました。

2017年父ががんだいうことを知った時、一番最初に電話したお1人が関原さんでした。関原さんが電話先でやさしく、落ち着いたお声で、「あたなのような理知的な人でも、みんな、がんということを聴いた瞬間、気が動転してしまって、それまでなにも考えていなかったことを知るんだよ」というようなことをお話になられたことを記憶しています。(ぼくは決して理知的な人間ではありません)

ぼくがお世話になった何人かの方は、がんで亡くなられています。関原さんが6回がんの手術を受けられたように、北岡さん(北岡靖男、TOEICの発案者)も、同じくらいの数の手術を受けられた後、70歳に届くことなく、1997年2月に亡くなられました。

関原さんは晩年対がん協会の常務理事として大いに活躍され、全国の多くの方に勇気と希望を与えてこられた。昨日あった「送る会」には本当にたくさんの方がいらっしゃっていました。とても立派な人生を送られたと思います。

関原さんのメッセージ

関原さんとの「アイデアエクスチェンジ」


BETT in London

昨日朝、ロンドンから帰ってきたのですが、ロンドンに行っていたのはBETTというICT分野の展覧会に行くため。今年で3回目。寒い時期のロンドンは決して好きではないけど、しょうがない。
今回は、マイルを使って往復したのでおカネはあまりかからなかったんだけど、その代わり往復のフライトのスケジュールに関しては希望どおりの選択ではなかったので、実質3日の滞在で少々お疲れ。
ただ、昨年経済同友会の会合で知り合ったイギリスの国会議員の人たちをウェストミンスターに訪問する機会もあって、充実した3日間だった。たまにはスーツ姿の写真も出した方がいいかもしれないので、お会いしたスコットランド選出の議員、Drew Hendry 氏のツイートから。
https://twitter.com/drewhendrySNP/status/1087741181008728064